「今週の宿題!」
そう言って先生から送られてくるのは、プリントのリンクや教科書のページ指定ではなく、まる(○)やとつ(凸)といった、なんてことのないシンプルな図形。すみれ日本語教室には、子どもたちが大好きな名物課題があります。その名も**「お話を作ろう」**です。
想像力に「正解」はない
この宿題のルールは簡単。渡された図形から自由に想像を膨らませて、イラストを描き、その背景にある短いストーリーを日本語で書くこと。
子どもたちの発想は、大人の想像を軽々と飛び越えていきます。 ○が宇宙船の窓になったり、凸が不思議な生き物の角になったり……。「これ、何に見える?」と考えるとき、子どもたちの瞳はキラキラと輝き始めます。
「伝えたい!」が、文法の壁を壊す
バイリンガルの子どもたちにとって、日本語の文法(特に助詞や語順)は、時に高い壁になります。でも、自分が描いた「大好きなキャラクター」や「ワクワクする冒険」を説明するとき、その壁はすっと低くなります。
もちろん、最初は文法がめちゃくちゃでも構いません。 「英語なら思いつくのに、日本語だと何て言うんだろう?」 そうやって悩みながら、自分の力で言葉を探す瞬間こそが、最も語彙が伸びるチャンス。授業中の発表で先生や友達に「伝えたい!」と一生懸命話す経験を繰り返すことで、無理なく、自然と正しい日本語が身についていくのです。
先生も、発表が待ちきれません!
実は、この宿題を一番楽しみにしているのは、担当する先生たちかもしれません(笑)。
授業中の発表タイムは、いつも笑いと驚きに包まれます。「そんな展開になるの!?」「その日本語の使い方は面白いね!」と会話が弾む中で、日本語は「お勉強」ではなく、自分の世界を広げる「楽しいツール」に変わっていきます。
机に向かってドリルを解くだけが、日本語学習ではありません。 すみれ日本語教室では、子どもたちの自由な創造力を入り口に、「一生モノの日本語力」と「表現する自信」を育んでいます。
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